Entertainer Engineering

人を楽しませられる技術者を目指すあおかびんのブログ

ハッカーズチャンプルー2018を運営した話

みなさんご無沙汰です、aokabinです。 Twitterではかびさん@d_ishitakaでやらせてもらっています。

日付が変わって昨日はハッカーズチャンプルー2018の開催がありました! 結論から言うと、とんでもなく楽しい1日でした!!

と言うわけで、ハッカーズチャンプルーの運営をした話をしたいと思います。

ハカチャン2017の時の話

ハッカーズチャンプルー自体の存在は知っていたのですが、 2015年、2016年と都合がつかず参加できずにいて、初めて2017年にボランティアとして参加しました。

昨年度のハッカーズチャンプルーは合宿があったり同級生とisuconで競ったりした後 カンファレンスの部でじゃんけんでグーを出し続けてサーバーレスアーキテクチャの本をもらったり 懇親会で面白い話をたくさん聞いたりして非常に楽しかったのを覚えています。

そんなこんなでハッカーズチャンプルー、いいイベントだなぁと思いつつその日を終えていたのですが、 イベントお疲れ会で意外な話を聞くことになりました。

ハッカーズチャンプルー、2017年が最後説

実はハッカーズチャンプルーは昨年で5回目を迎えていたのですが、 メインで運営していたメンバーの都合がつかず、開催できないかもしれないと言う危機に立っていました。

僕はそのことを全く知らず、ただただいいイベントに参加させてもらってありがたいなと言う気持ちだったのですが とても衝撃を受けました。 「こんなにいいイベントが今年で終わる」とは信じられなかったのを覚えています。

でもやはり僕としても「せっかくこんなにいいイベントなので、2018年はなんとかして継続したい!」という気持ちがあったので 今回から学生が継続して運営メンバーに携わっていくという計画を(一応)立てて 2018年度のハッカーズチャンプルーの副実行委員長に名乗りを上げました。 結果今年も開催できてとても良かったです。

運営になってやったこと

僕が運営チームに入ってからやったことはざっと以下のような感じ

  • スポンサーの募集
  • スピーカーの招致
  • 学生の参加枠を増やす
  • 前夜祭のMC
  • 指笛

スポンサーの募集

とにかくイベントを運営するには最初はスポンサー集めが重要だと思っていた僕は 僕のつながりとトポセシアの寺地さん@GGtera2014からの紹介を元に スポンサーの募集をさせて頂きました。

募集の結果、全体で過去最多の14社の協賛を頂き、 無事、お昼ご飯無料、ノベルティ配布、さらには懇親会費用を学生無料+社会人も千円で提供できるまでになりました。 スポンサー各社には本当に感謝の気持ちでいっぱいです!本当にありがとうございました!!

hackers-champloo.org

スピーカーの招致

今回のスピーカーの方々は錚々たる面々で、東京でもなかなかお目にかかれないような方々ばかりでした。 というのも、これは完全に運営に携わった福利厚生になるのですが 「スピーカーの招致は、コアメンバーが好きなように提案できる」というのがハッカーズチャンプルー運営の仕組みなので 今回僕はisucon&Goのトーク枠としてfujiwaraさんを招待させていただくことにしました。

本当にありがたいことにfujiwaraさんは関係者各位に話をしていただき、すぐに登壇を決めていただきました。 登壇OKを頂いた時は本当に感無量でした、そしてご登壇、本当にありがとうございました!! (めっちゃ幸せでした)

改めまして今回ご登壇いただいた 赤塚さん、あやぴーさん、fujiwaraさん、motemenさん、常名さん、本当にありがとうございました!!! また機会があったら是非、よろしくお願いいたします!!!

学生の参加枠を増やす

これはちょっと意図してやったところで、実際ここまでうまくいくとは思っていなかったのですが 実は今回学生の参加枠を増やすために1つだけ工夫したことがあります。

現在僕は琉球大学に通っているのですが、琉球大学情報工学科では、周りの人に聞くと意外とWeb系に興味がある人が少ない。 分析系に寄っている人の方が多い。また新入生にはWebも分析もあまり刺さらない。 ということが個人的な課題設定としてあって、その壁を超えて情報工学科(知能情報コース)の学生に参加してもらうために 今まではWebやインフラに寄っていた登壇枠に、さらに「ゲーム系」の枠を入れてみることにしました。

そこで、IGDA RyukyusのKooくんに声をかけ、ゲーム系に興味のある学生にも声をかけてもらうようにし Kopくんが呼びたい登壇者の方も呼んでもらうことしました。 結果常名さんに来てもらうことになり、VTuberのお話をしていただき 目論見が当たっていたかどうかはわかりませんが、例年より学生参加が増えた気がします! やっぱりゲーム系は学生の気持ちを惹くには強い気がしますね! IGDA RyukyusのKooくんと安田くん、そしてUnityの常名さん、本当にありがとうございました!!

前夜祭のMC

今年のハッカーズチャンプルーには前夜祭もありまして、スピーカーやマイクの用意はしていたのですが 当日になって「そういえばMCとかのことは考えてなかった」ということに気づき、急遽マイクを持ってMCをしました。

とはいえ、乾杯を3回やったり、LTの案内をする程度でしたが。。。

この前夜祭、嬉しい誤算が1つありまして、これは今後のイベント開催でも参考になるんじゃないかなと思うのですが 元々LTをやろうという話をしていたのですが、会場の都合上プロジェクターを入れることがどうしても難しい状況で それならスライドなしLT、つまりTED Talk形式(TEDも本当はスライドあるんですが...)にしてLTをやろうという話になっていました。 事前の応募では2件しか応募がなかったので、ゆるっとやろうという感じだったのですが とりあえず飛び入りもどうぞという感じにすると、意外にもバンバンLT登壇者が出てくれて 結果として8人くらいがLTをするという非常に意義のある会になったのは、とても良かったなぁと思います。

一番面白かったのは黒曜さんが技術書展で「本を出した方がいい」という前振りの時に質問した 「じゃあ本を書いたことがあるよ、という方どれくらいいらっしゃいますか?」の質問に会場の半分が手を挙げた時でしたww

指笛

こちらも嬉しい誤算。 カンファレンスのLTの部で、いつもは時間切れの合図でドラを鳴らすようにしているのですが、 今回はドラがないという状況だったので、代わりに大きい音が出るということで指笛で時間切の合図をすることにしました。

意外にもこれが功を奏し、最初こそ 「無慈悲の指笛」とか「スポンサーセッションの途中で鳴り響く指笛」とか言われていたものの 後半になってくると 「指笛を期待してしまう」とか「指笛で終わるのいいな」とか評価を貰えるようになって 結果指笛芸人を襲名できて良かったなと思います。

様々なカンファレンスの際にドラではなく指笛芸人の僕@d_ishitakaの起用を是非検討して頂ければと思います。 buildersconも行こうと思っているので、何処かのタイミングで一度でもドラ役出来ないかなー?←

とまぁそんな感じで

運営とはいえ、ハッカーズチャンプルーがゆるさを赦しているイベントなので、僕としてはめちゃくちゃ大変だったことはそこまでなくて でもそれは他のcoreスタッフの方、ボランティアスタッフの方が一生懸命動いていてくれたからだと心から感謝しています。 LTはちょっとあったまってくれたし、良かったと言ってもらえたし あ、LTでは税金の話をしました、良かったら見てね。

反省すること

もちろん、イベントを運営していて、反省すべきところもたくさんあったなという気持ちで居ます。 次から同じ過ちをしないようにしなきゃという気持ちで反省点を書いて行きます。

スポンサー対応

完全に僕個人的な反省点なのですが、初めてだったのでスポンサーの方々に個別に連絡をとったり諸々手続きをお願いするのに手間取りました。 しかも、今回スポンサーブースがあったのにも関わらず、うまく誘導ができず、ブースがグダグダになってしまったのは本当に反省点だと思います。 次回からはちゃんと席を決めてそれぞれのブースを用意し、ちゃんと配布物を配布できる環境を整えるところまで考えるようにしたいと思います。 また、スポンサーの方に参加申し込みの案内をして居なかったのもだいぶミスです、結果うまくまとまったので良かったですが、次回以降はちゃんと生かしたいと思います。 ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。。。

Twitterハッシュタグのstreaming

今回は流ツイというサービスを使って左前のスクリーンにTwitterハッシュタグ情報を流して居たのですが 残念なことに変なbotやRTがやたら流れてくるということもあり、あまりうまく動作させれませんでした。 ないよりはめちゃくちゃ良かったと思うのですが、わがままをいうとbotやRTは表示させないような仕組みができるといいなぁと思いました。

まとめ

本当は書きたいこともっといっぱいあるのですが、 反省点も色々とあるものの、前夜祭、カンファレンス、懇親会(、二次会)とすごくいい流れにできてとても良かったと思います!

今回僕が運営をしていてすごくいいなぁと思ったことは 「主導権を持つということは素晴らしいことである」ということです。 好きなゲストスピーカーを呼び、好きなことを喋り、好きなように場を動かす。 主導権、裁量が与えられている現場ってこんなに楽しんだと、こんなに充実感があるものなのだと改めて実感するとてもいい機会になりました! 一緒に運営をやっていただいた西島さん、富田さん、そしてcoreスタッフの皆さん、当日スタッフの皆さん、本当にありがとうございました。 今回のイベントは本当、感謝してもしきれないくらい楽しく充実した会でした。 また来年もやりましょう!読んでいただきありがとうございました!!

P.S. Go言語の勉強会を開くので良かったらみんな来てくださいね!! okinawa-go.doorkeeper.jp